2022.10.14

パルプマガジンみたいに薄っぺらいコラム



親愛なる友だちへ、ひねもです。

先日はぶっちぎりVol.15にてDJ。

Vol.5 Vol.7 Vol.10 Vol.12 Vol.14と今までもたくさんDJをやらせてもらった。




もう15回目なのか。

結成12年目でやっと次で15回目の自主企画をやる僕はジトさんに畏敬の念を抱いてしまったりする。




しかもイベント自体にお客さんがたくさんついていて本当にすごい。




コロナ禍になってから、より厳しい状況下で存続する難しさについてライブハウスの方々と色々話したりすることがあるのだけれどあるとき四谷のブンさんと話したので覚えてるのが


ライブハウス目当てで来店って難しいよね


と。



目当てのバンドを見に行って

あそこは音が良かったとか
お酒が美味しかったとか
居心地が良かったとか
スタッフさんが優しかったとか

という経験は皆さんたくさんあるだろうし好きなライブハウスもたくさんあると思う。

だけど、じゃあ誰が出るかわからないけどあそこのライブハウスが好きだから行こう!とは中々ならないよねと。



どうしたって器より入れ物ありきというか。


あそこは嫌なことがあったからとか、居心地悪いとか、分煙じゃないとか、酒が高いからとかで好きなバンド出るけど見に行かないとかはあるだろうけど、逆は滅多にないよねと。


(もちろん無いとは言わないけれど)



んで、じゃあ店のカラーを打ち出そうと言っても現代じゃなかなか難しい。

だからといって 諦めたらそこで試合終了ですよ なワケでずっと試行錯誤しているのだけれど。





ここからは昔は良かったみたいになってしまうけれど、僕の父親の時代は話しを聞く限り今よりライブハウスの数が全然少なかったらしい。

さらにオーディションとかもあったとか。


平日昼間とかにライブやって認められたらやっと夜の部に出れるみたいな。


ステージに立つのが今より大変だったようだ。


だからクオリティはもちろんのこと店ごとにある程度のカラーが決まっていた。


なので誰が出るかわかんないけど今日はロックンロールが聴きたいからあのライブハウスに行こう!とかって感覚があったらしい。

んで看板見てカルメンマキ&OZか!共演は外道か!いいね!入ろうかなとか。

あそこに行けば○○ジャンルのかっちょいいバンドが見れるぜみたいな店に対しての信頼感があったらしい。






んで現代じゃそういう事は滅多にないんだけれど、ぶっちぎりはその滅多にないすごいイベント。


イベント自体にお客さんがついていて、自分が知らないバンドが出ててもジトさんが気に入って呼んでるんだからかっこいいんだろうなーってみんなが信頼を寄せて遊びに来てる。

そんな感じがする。

僕はこの”ぶっちぎり”という船に乗り込んだのは途中からなので、最初から全部見てきたわけじゃないからあくまで僕が感じたことだけど。








んで、そんなすごいイベントの中で僕がDJで何ができるかって考えると、これはもう”場繋ぎ”しかない。

バトンを渡す役割というか。

僕は本職のDJではないので、なにか特別な技を見せることはできない。


なので心構えとしては前に出ずイベント全体を裏から支えるイメージ。

いわゆる”銃後の守り”ってのだ。




あと気をつけてるのは大音量にしすぎないこと。

どうしてもDJは音デカくなりがちになってしまうが、転換時間は友だちとお喋りしたりそういう貴重な時間でもあると思う。

特に小さなライブハウスではステージのあるフロアとは別に隔離された空間があることは珍しくて、なかなか音から逃げ場がない。




自分が遊びに行く立場でも、再入場禁止でバースペース無しとかで3時間以上ずっとうるさいのはしんどい。

転換中もうるさくて久しぶりに会った友だちと会話もままならない、、、ってのはちょっといただけない。



だからなるべく会話はできるくらいの音量でやりたいなとは思っている。

できてるかはわからないけど。





あとはバンドの前後はなるべくイメージが繋がるような選曲を目指す。


今回だとThe mammy rowsの前は




エタジェイムス、アレサフランクリンとかドクタージョン、バンド、ウルフルズとかザマミっぽいのを選んだ。





事前にきちんとセットリストを用意していくのが普通なのか?

他のDJについてはわからないけど、僕はノープランで何も決めずにいく。


その場の雰囲気で選んでいる。


ライブがバラードで終わればそれに相応しいのをかけたいし、賑やかだったならその雰囲気を引きずって繋げていきたい。

だからライブが始まってから、終わるまで何度も音源を入れ替える。


全体の雰囲気で捉えるべきかとか。

ラストの曲はなんだろうとか。

どういう去り方するかなとか。

曲終わってから喋るかなとか。

そこに合うのはなんだろうとずーっと悩んでる。






イベント始まる2週間前くらいに音源選んでるときに今回のイベント中にあれとあれをかけたいなって思うことはある。

が、実際にかけれるかはわからない。人生はチョコレートの箱なのだ(フォレスト・ガンプ)




で、ラスト曲が終わったら相応しいと思った曲をかける。

その後の2曲くらいは自分の趣味要素を強めに出す。

今回だとカルガモネンド〜騒音寺のとことか。


ここから調子に乗ってずっと自分のターンにしてしまうと次のバンドにバトンを渡す役割にはならなくなってしまうので、また雰囲気に合うのに戻す。



毎回ラストタイムは夜ストのビッグファットが定番になってきた。もうぶっちぎりの“アンセム”化している。



そんな感じが僕の場繋ぎなんちゃってDJだ。

たくさん聴いてくれてありがとうございました。






今回は4組だったからいつもよりたくさんかけたのですごく疲れた。


セトリ表にはラストの方は書くのが面倒になって端折ったが、実際はもっとかけてるのでたぶんトータル50曲くらいか。



僕はノープラン即興でやってるから、持っていったけどかけないのもたくさんある。


かける枚数の倍くらいは持ってくから90-100枚くらいはCDを用意する。

けっこう多い気もするが、それでも現場ではめちゃ少なく感じる。


一回かけたのは使えないから、弾数はどんどん減っていくのだ。

いやまぁ本当は一回かけたアルバムから別の曲かけても誰も怒らないんだろうけど、それはなんか違うなーと思うし。




CDを選別するときは、とりあえずこれ良さそうだなーというのを棚から250枚くらい出して片っ端から聞いていく。

所有してても全部いつも聞いてて内容を把握してるわけじゃないからね。

んで100枚くらいに絞る。

そこからかけたい曲の秒数とか何曲目とか終わり方がフェードアウトかどうかとか頭出しどうするかとかとかメモして付箋はっておく。





CD-Rとかに焼いていったらもっと楽なんだろうけど、それはなにか違うなあと。

それやるならiPhone繋いでサブスクのプレイリスト流すだけで良い気もしちゃうし。


縛りとして基本的にはちゃんとプレスされた音源のやつしか使わないことにしている。



いつかアナログでやってみたいけどLPで100枚持っていくとなったら、レコード単体が1枚100g以上あって紙ジャケとかも含めたらもっと重い。

トータルしたらかなりの重量だ。

さすがにそれは運搬が無理そうだ。。

夢の話し〜。






そんな感じで今回もぶっちぎりなイベントでした。

初めましてのジョズエもハレルヤもかっこよかった。

80sの匂いがした。

ザマミは家永さんのギターはジッピーメイヨを感じる。

ワリコメッツはショートトリップが凄かった。

全出演者良いライブだった。

ジトさんパワー!すごい!
お疲れ様でした!




また次回のぶっちぎりで会いましょう!

そのときまで僕もスピンし続けます。

33回転いや45回転いやCDだから459回転!!

泥だらけで転がりまくりましょう。








次回ライブは西永福JAM!
出番は21:00〜です。
モモコちゃんブッキングでロックンロールな日です。

よろしくお願いします。

酔っ払いすぎないようにして前回忘れたSEを持って帰るのが課題だ。




ちなみにDJの話しとちょっとリンクするかもしれないが僕は転換時間中のBGMにはコダワリがあって、ひねもす出番前は必ずブルースが流れるようにしてある。

あと出番後もストーンズがかかる。



ライブハウスによってはバンドの雰囲気と全然合ってないBGMがかかってる日とかがある。

そういうの気になるなと前々から思ってて、いつからか持参するようになった。


入場曲以外も実はこだわってたりするどうでもいい話でした〜。





ブラザー、シスター、生き方を選ぶときはBGM〜!

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コメント: 1
  • #1

    ひねも (金曜日, 14 10月 2022 15:57)

    テスト投稿。コメント機能があったので付けてみました。