パルプマガジンみたいに薄っぺらいコラム
ダイナミック/コンデンサー
親愛なる友だちへ、ひねもです。
前回では僕の使用マイクについて書いた。
今回は
“ダイナミックマイク”
と
“コンデンサーマイク”
の違いについて説明したい。
前回紹介したマイクは全て“ダイナミックマイク”だ。
皆さんがライブ会場で眼にするのはほぼダイナミックマイク。
“コンデンサーマイク”というのはよくバンドマンがレコーディング風景に載せてるこういうやつ。
ナレーターや声優さんなどが使っている場面もよく見る。
これが”コンデンサーマイク”
ダイナミックとコンデンサーの違いはざっくり言うと
“電源が必要か否か”
だ。
“稼働させるために電気を送る必要があるのがコンデンサーマイク”
“ケーブル繋げばそのまま使えるのがダイナミックマイク”
だ。めちゃ簡単に言うと。
ダイナミックマイクは電源が要らないのだ。
改めて思うと不思議だよね。
どうやって音を拾うんだろうね。
調べたところによると“フレミングの法則”が関係あるらしい。
音に反応して振動版が震えるのを磁石に伝えると電気信号になるとか。
それをスピーカーで増幅させてるらしい。
導体、磁界、電流ね。
Virgin Crab Bandの名盤のジャケのやつだね。
僕は文系だからこの時点でもう内容についていけてないけどね。
ちょっと脱線するけどティーンでエレキギター初めて持ったときに“んで電池はどこに入れるんだ?”ってみんな思ったよね。
僕だけじゃないよね?
だってラジコンもゲームボーイも電池入れなきゃ動かないじゃん。
エレキギターは大きさからして単三電池8本は必要だろうと思ったね。
それがケーブルを、
、、、いやバンドマン用語だとケーブルのことを”シールド”と呼ぶので今後はシールドと呼ぶことにします。
その線もといケーブルもとい”シールド”を繋いだだけで音が出るって不思議だったよね。
“エレクトリック”ギターなのに!?って思ったよね。
んで家にあったベースがたまたまアクティブのやつで、ほら!やっぱり電池いるじゃん!と思ったよね。
ギター/ベースの”アクティブ”と”パッシブ”の違いは今回の話しとは関係ないので掘り下げません。
電池入れないと使えないギター/ベースも存在すると言う話しです。
電池入れないと使えないギター/ベースも存在すると言う話しです。
んでコンデンサーマイクに話しを戻す。
稼働するために電源が必要でこれを”ファンタム電源”と呼ぶ。
えっ電源要ると言ってるのにさっきの写真でシールド1本しか繋がってないじゃん。と思ったあなたは勘が鋭い。
そうシールドは1本なのに、音をミキサーに送りつつ電気をミキサーからもらってるのです。
一人二役をこなしている。
なので見えない電源なので幻のように感じるため”Phantom”と呼ばれているとか。
んで日本ではファントムが訛ってファンタムと呼ばれそれが定着したらしい。
また脱線しちゃうけどこういう語源から訛ったのが定着するシリーズっていつも疑問に感じるのは僕だけだろうか。
コンフェイトが金平糖とかさ。
結構違くない?
フェはどこにいったんだ?と思ってしまう。
地名とかも
元々は●●でしたがいつしか●●と呼ばれ始めそれが定着し現在は●●と呼ばれています
みたいなのよくあるけど、誰が呼び始めたんだ?そしてなぜそうなった?と思ってしまう。
僕が例えば
”コンベイスのエールスターは最高だぜ!”
って言ったら
”いやいやコンバースのオールスターだよ”
って普通はなるわけじゃん。
なのになぜか僕だけ頑なにコンベイスって呼び続けてたら、いつの間にかそれが受け入れられてみんなもそう呼び始めてむしろそっちが正式名称になるってことでしょ?
ならなくない?そんなことありえるのかな?
コンフェイトですって紹介されたのに、誰かが”こんぺいとう”って空耳してそれをゴリ押しで広めたってことでしょ?
“レモネードです”って紹介されたのに”ラムネ”になるって文字数も合ってないし”ネ”しか原型ないじゃん。
んでレモネードはレモネードでラムネとは別の飲み物として今もあるし。
浪速(なみはや)もしくは浪花(なみはや)とも書いたが、訛って難波(なには)となり今は”なんば”と読むが”なにわ“とも言うとか。
なんで漢字はおろか文字数も読み方も自然と変わっていくのかよくわからん。
なみはやからなんばって漢字も読みも呼びも原型なにもないじゃん。
なのに学術的に考えて自然なことらしい。
不思議。
変わる瞬間に立ち会ってみたい。
謎だ。
脱線してすいません。
マイクロフォンに話しを戻して、
”ダイナミックマイク“ね。
ライブで見かけるのはほぼこれです。
電源がいらなくて丈夫で温度湿度に強い。
その代わりコンデンサーマイクよりは感度が弱い。
あくまで一般的にね。
マイクの歴史は長いので今ではライブで使えるタフなコンデンサーマイクもあれば、感度が高いダイナミックマイクもあるのであくまで一般的な話しとしてね。
んでコンデンサーマイクはこういうやつ。
ダイナミックマイクより繊細でより広く音が拾える。
稼働するのに電源が必要。
だからレコーディングとかに向いている。
こういうガードがついた状態で使われてるのを一度は見たことあるだろう。
これは“ポップガード”といってリップノイズとかが入らないようにするために付けている。
コンデンサーマイクは繊細な音まで拾えるので、逆を言うと口を開けたときに自然と出る“ペチャ”とか“ニチャ”まで全部入ってしまうのだ。
いくらクリアに録音したいといっても狙ってない音まで入りすぎるのは嫌だよねーということでガードを付けて録音する。一般的には。
んでもっと言うと高価なコンデンサーマイクは、超精密機械なので声を発したときの息や唾とかの湿気で痛んでしまうのだ。それらから守るためにも付けている。
コンデンサーマイクは繊細なのだ。
なので保管にも湿度温度管理ができる専用の“デシケーター”というボックスが必要になる。
イメージとしてはワインクーラーみたいな感じだ。
以上、マイクロフォンシリーズ第二弾は“ダイナミックマイク/コンデンサーマイクの違い”についてでした。
長くなるので今回はここまで。
ブラザーズ&シスターズ、またすぐ会おうぜ。
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